キヤノンメディカルシステムズ（栃木県大田原市）は2025年4月11日、従来の臥位だけでなく立位・座位の状態でも撮影できる世界初の全身用80列CT「AquilionRise」（写真1）を販売開始した。立位や座位の状態で病態がより明瞭に検出できる整形外科系の疾患などで有用としており、まずは検診領域での活用を… ...

昨年12月、厚生労働省の「新たな地域医療構想等に関する検討会」の取りまとめが公表されました。2027年度にスタートする新たな地域医療構想は、医療提供体制に様々な影響を及ぼすものとみられます。特に病院に関しては、再編統合の流れが加速し、地域によっては“勢力図”が大きく塗り替わることも考え ...

中国中南大学のJieChen氏らは、欧州の2つの大規模コホート研究の食習慣に関するデータを利用して、植物性食品を多く摂取する食習慣が炎症性腸疾患（IBD）の関連リスクに及ぼす影響について検討したところ、こうした食生活がIBDの新規発症と病状の進行を抑制することが示唆されたと報告した。結果はLanc ...

※AI音声合成技術を使用しています。そのため、一部読み方の誤りや不自然な発音がある可能性があります。あらかじめご了承ください。 （1）Lancet Public Health誌から2021年の日本の主な死因は認知症－疾病負荷研究より 世界の疾病負荷研究（GBD）2021 Japan Collaboratorsのメンバーである慶應義塾大学の野村周平氏らは、1990年から2021年にかけての日本人の寿 ...

保険診療によるがんゲノムプロファイリング検査（CGP検査、遺伝子パネル検査）の開始から6年近くが経過しようとしている。検査を受けた患者のほぼ半数で遺伝子異常に対応する治療薬の推奨や提案がなされるなど、がんゲノム医療は大きく前進したかに見えるが、実際の薬剤到達率は10％に満たないのが現状 ...

四日市消化器病センター（三重県四日市市）は、胃腸内科、肝臓内科などの消化器領域を中心に、糖尿病内科、眼科、人工透析内科、整形外科など、8診療科40床（うち20床は透析病棟）の救急指定医療機関だ。病院長の石原知明氏は、「東京の医療を四日市で」を理念に、地域の医療水準向上を目指している。

オランダGroningen大学医療センターのJelleM.Beernink氏らは、プラセボとのクロスオーバーデザインで、ダパグリフロジンが2型糖尿病患者の尿アルブミン/クレアチニン比（UACR）に与える影響を在宅検査で調べるフィージビリティー研究を行ったところ、ダパグリフロジンはUACRを有意に減少させるが、その ...

「もし慣れない国で病気やケガをしてしまったら……」。そのような不安な気持ちは世界共通だ。現地の医療機関に受診したくても、言語の問題や医療制度の違いなどから気軽に相談することが難しいのは誰もが想像できるだろう。法務省外局である出入国在留管理庁によると、 ...

担当していた手術が無事に終わり、ストレッチャーに横たわる患者と共に病棟へ戻る。待っていた患者家族に、処置状況や今後見込まれる病状変化、リハビリテーションの方針を伝え終えて、やっと一息つけた。次はカルテ記載だ。ちょうど他の先輩・後輩医師も手術や病棟での慌ただしい業務を終える時間帯に… ...

香港大学のPaulJ.Collings氏らは、中国の成人を対象に、1日のうち、余暇の座位時間を他の活動に置き換えた場合の、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞のリスクに与える影響を調べる前向きコホート研究を行い、座位時間を運動に置き換えた場合に加え、家事を行っても、睡眠時間が短い人は睡眠に置き換えても、リ ...

高額療養費制度について、患者自己負担上限額を2025年8月から段階的に引き上げるとした政府案は、患者団体などの反発もあり、最終的に見送られることになった（関連記事）。政府は2025年秋をめどに方針を決定するとの意向を示しており、これを受けて超党派の議員連盟が発足（関連記事）。政府の方針が… ...

在留外国人や訪日外国人の数は増加の一途をたどっている。2024年における人数は、それぞれ約377万人および約3687万人で、いずれも過去最高を記録。これから外国人患者を診たことがない医師にも対応に迫られるような事態が想定される。すでに国内でも外国人対応の経験を持つ医師は数多くいる。これらの… ...